第4回 公認会計士制度に関する懇談会 まとめ(続き)
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■ 第4回 公認会計士制度に関する懇談会まとめ
(続き) ■
第4回懇談会の続きです。
2007年度から公認会計士の合格者が大量に増えた中、
< 監査法人から見た合格者の質はどう変化したか。>
という質問がありました。監査法人側からは、
◎ 現場サイドから、知識レベルが下がった(かな)という印象
◎ 法人内でクオリティーが落ちた(かな)という印象
という意見が出ています。
しかし、どちらも明らかに質の低下を感じている訳ではありません。
また、今年の採用者(新人)の目がイキイキしている。
という話もありました。
これは、合格者は多く排出したものの就職の競争率が高い事を示しています。
また、財務会計士オンライン側の主張するパブリックコメントと同様に、一般企業に勤める優秀な経理の方には、資格を与えたら良いのではないかという意見も出ています。
これは、監査まで考えないような人でも会計プロフェッショナルを主張したい人がいる事を証明している事になるでしょう。
懇談会の後半に入ると、公認会計士のCPE制度上の問題も指摘されました。
公認会計士の資格取得後は、公認会計士協会に入会した上で、会費を納める事になっています。
しかし、会費を納めなくても除名や業務停止をする事が出来ないというもので、中には30年以上会費を納めていない会計士もいます。
(会員権の停止にはなる)
この問題については、金融庁や行政と検討中であり、処分が出来るようにする予定となっています。
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