財務会計士オンラインがパブリックコメントを発表
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■ 財務会計士オンラインがパブリックコメントを発表
2009/09/01 財務会計士オンライン
「公認会計士制度に関する懇談会」中間報告書の公表に対するパブリックコメントの募集期限が9月1日に迫まった。
財務会計士オンラインでは、独自にパブリックコメントを発表している。
財務会計士オンライン パブリックコメント
<パブリックコメントの内容>
一般企業に務める財務会計を担当する、サラリーマンの立場から意見を述べたいと思います。
まず、この懇談会を通して「財務会計士」の資格の新設(増設)に対しては、前向きにとらえています。
公認会計士になるには、監査法人や出資金5億円以上の上場企業や大企業の会計実務経験が必要となっていますので、既に地方の中小企業ではたらく妻子持ちのサラリーマンは実務経験の敷居が相当高いと思います。
この時点で既に公認会計士を諦める人が多いのではないでしょうか。
また、確かに簿記資格は級が上がれば難関の資格であり、認知されておりますが、「簿記」と「財務・会計」はイメージのズレがあります。
企業内において、財務会計士のプロフェショナルである事を証明する資格があれば、仕事のモチベーションの向上にもつながると思います。
また、公認会計士の取得を考えた場合、別に監査をしたい訳ではないというのもあり、財務会計のプロであることを認めて貰えば良いと思っている経理担当サラリーマンも多いのではないでしょうか。
以上のように、一般企業に勤める妻子持ちのサラリーマンの立場からは、財務会計士という資格は魅力的です。
人によっては、今の仕事に自信を持つ事が出来たり、転職に有利になる事も考えられます。
中間報告書のP15 5.その他−B 実務経験について求められる資本金5億円の要件についても、大企業や上場企業に勤めるサラリーマンにしかチャンスが無い事になりますので、撤廃とまでは言いませんが引き下げの余地もあると思います。
財務会計士資格の新設にあたって、資格の付加価値をどう高めるかが重要なポイントです。
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