新資格 「財務会計士」創設へ
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■ 新資格 「財務会計士」創設へ
2009/08/23
NHK
企業会計の国際化が進むなか、企業内で活動する会計の専門家を増やそうと、金融庁は、公認会計士より取得しやすい「財務会計士」という新たな国家資格を設けることになりました。
企業会計は、世界的に基準を統一しようという動きが進むなど、企業の間では専門家を求めるニーズが高まっています。その一方で、今の公認会計士は、ほとんどが企業の決算書が正しいかチェックする「監査」が専門の監査法人に就職し、一般の企業への就職は少数にとどまっています。このため、金融庁は、企業で活動する専門家を増やそうと、公認会計士よりも取得しやすい「財務会計士」と呼ばれる国家資格を新たに設けることになりました。
新たな資格は、2度の筆記試験に合格するほか、3年程度、企業で財務や経理などの実務に携わった経験があれば与えられます。ただ、監査ができる公認会計士の資格を取る場合は、財務会計士の資格を取ったうえで、さらに監査などに関する実務補習を受講し、試験を受ける必要があります。
金融庁は、こうした制度の見直しを盛り込んだ公認会計士法の改正案を、早ければ来年の通常国会に提出し、一定の周知期間を経て実施に移したい考えです。
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